本当に怖い脳の病気【予防や改善方法を知って脳の健康マスター】

医者と先生

病気の正しい理解を

治療でコントロール可能

カウンセリング

脳の病気といえば、脳腫瘍やくも膜下出血などをまず思い浮かべる人が多いと思われます。しかし、一般の人が心の病気と思いがちであった統合失調症のような病気も、現在では脳の病気であることがわかっています。統合失調症は、人口の約1パーセント前後の人がかかるといわれている脳の病気です。かかる時期は人によってまちまちです。かつては、この脳の病気は精神分裂病と呼ばれ、偏見の目で見られていた時代もありました。しかし、現在では精神科での治療法も確立されており、入院しなくても通院で治療できる患者がほとんどです。仕事を続けることもでき、それまでと同じような生活を営むことが可能です。患者のうち20パーセントの人は、この脳の病気を発症してから約5年程度で回復するといわれています。その他の患者は、いったん治っても再発したり、症状が長く続いたりする場合もあります。しかし、この統合失調症という脳の病気には効果的な薬がすでにいくつも開発されており、発症からできるだけ早く薬の服用を始めれば、ほとんどの場合症状が落ち着いていきます。したがって、なるべく早期に専門医の診断を受けることが何よりも大事といえます。

患者の手記やブログも

この統合失調症という脳の病気は、先にも述べたとおり、過去には偏見を持たれていた歴史があります。また現在でも、統合失調症の患者が関わる事件などが起こった場合、一部のマスメディアがこの脳の病気に関して不適切な記述をすることがあります。しかし、幻覚・幻聴・妄想などの症状の全部が、この脳の病気の患者全員に現れるわけではありません。しかも、適切な治療によって十分に社会生活を継続していくことのできる病気です。近年では、この統合失調症という脳の病気の患者自身によって書かれた手記などの出版物もみられるようになりました。これまで世間一般の人々は、自分の身近な人がこの脳の病気にならない限り、病気について正しく理解する機会がありませんでした。今では手記の本のほかにも、患者によるブログもさかんに書かれています。こうしたものを読むことによって、今までこの脳の病気に関心のなかった人でも、患者がどのようなことで苦しんでいるのか理解しやすくなってきています。これからも、この脳の病気に対する社会全体の理解は少しずつ進んでいくと期待されています。